1月14日(土)・15日(日)・16日(月)
御正忌報恩講法要
本年もどうぞお世話になります。年の初めの御正忌報恩講のご縁でした。
一年間で最も大切な親鸞聖人のご法事を毎年、お勤めするのです。
まだまだ続くコロナ禍ですが、本年も無事にお勤めすることができました。
ご講師は、大分県佐賀関の徳応寺より東光爾英先生。
親鸞聖人が仰がれたインド・中国・日本の高僧方、七高僧さまのお話を通して、
他力念仏のみ教えをお取次下さいました。
お釈迦さまから続く、他力の法の伝統を改めて聞かせていただいたことです。
今年は親鸞聖人ご誕生850年の記念の年です。
改めて、親鸞聖人がお出ましくださったことを慶び、本年も精進していく所存です。
清掃、お飾りの準備、お斎、後片付けをお手伝いいただき、
また足元の悪い中、お参りくださいまして有難うございました。
3月10日(金)
春季彼岸会永代経法要
春のお彼岸の法要並びに永代経法要のご縁でした。
本年は東日本大震災から12年ということもあり、13回忌も併せてお勤め致しました。
ご講師は下松市専明寺の藤本唯信先生でした。
元照律師の「いはんやわが弥陀は名をもつて物を接したまふ〜」の御文をご讃題に頂戴し、
言葉の持つ力、はたらきということを中心にご法話を賜りました。
南無阿弥陀仏のお名号、阿弥陀さまの喚び声が私の人生の本当の安心となっていくのであると
お聞かせくださいました。
浄念寺では、毎月11日の震災発生の時刻に合わせて梵鐘を突いています。
どうぞ、皆さまお気軽にお参り下さいませ。
4月18日(火)
宇部小野田組仏教婦人会総会
今年は宇部小野田組の仏教婦人会総会を浄念寺でお引き受け致しました。
十数年に一度、宇部・小野田のお寺さまからそれぞれの仏教婦人会の方々がお参りになるご法縁です。
ご講師は大分市妙蓮寺の蓮谷啓介先生でした。
ご讃題に総序の御文、講題に「聞かせたいとのお慈悲届いて」と頂きまして、
今ここでお聴聞し、手を合わせ、お念仏申す私は決して当たり前のことでなく、
阿弥陀さまからの休むことなくはたらき続けるお慈悲にもよおされてのことでありました。
この阿弥陀さまの大悲のはたらきを丁寧にやさしく有難くお取次下さいました。
婦人会総会の引き受けとは、大変なことでありましたが、浄念寺婦人会の方々、
清掃や駐車場係で来られた方々のおかげによってなんとか無事に終えることができて、
ホッとしておることです。本当に皆さま、有難うございました!
5月21日(日)
宗祖降誕会
親鸞聖人のお誕生をお祝いする御降誕会をお勤め致しました。
法要の前に初参式。新しく誕生されたお子様方の初参り、阿弥陀さまへのご挨拶です。今年は2人のお子様がお参りしてくれました。
引き続き、降誕会のお勤め、法話。この度は立教開宗の意義について。そして、南無阿弥陀仏のお名号は仏さまであり、私を仏にするはたらきそのものであることをお取次致しました。
昼からはちひろさんのコンサート。金子みすゞさんの詩を基に、それだけでなく九條武子さまの詩、歎異抄にメロディーを付けて歌われるその歌に、みな感動しておりました。
お待ちかね、4年ぶりになったお餅まき。
皆さん楽しそうに拾われる姿に本当にこちらもうれしくなる楽しいひと時でした。
朝座からお斎と挟んでお昼座。久々、コロナ以前のようにご法座をお勤めできました。
清掃、お斎、お餅つき、婦人会の皆様、そしてお参りに来てくださいました皆々さま、どうも有難うございました。
7月16日(日)
盂蘭盆会(歓喜会)
毎年7月の16日に合わせてお勤めするお盆の法要です。
ご講師は、岩国・教法寺ご住職、筑波敬道師。
浄念寺では初めてのご縁でしたが、いつも山口教区でお世話になっている大先輩です。
「如来の作願をたづぬれば 苦悩の有情をすてずして
回向を首としたまひて 大悲心をば成就せり」という親鸞聖人のご和讃から、
特に「苦悩の有情」というところを中心にお話くださいました。
生老病死の真っ只中、思い通りにならない中で思い通りに生きようとし続けるこの私。
その私の悲しみがあればこそ、願いを建てられた阿弥陀さまのお慈悲のお話でした。
暑い最中でしたが、皆様ようこそのお参りでした!
暑さ厳しき折柄、くれぐれもご自愛くださいませ。
また秋のお彼岸でお会いできることを楽しみにしております。
8月22日(火)
浄念寺キッズサンガ(子ども会)
2年ぶり、夏の子ども会を開催しました。
今年も泊まりは断念しましたが、前回と違って、夕方から夜の時間です。
夏休み最終に差し掛かり、暑さもあって集まってくれるか心配しましたが、
飛び入り合わせて11人の子ども達が参加してくれました。
お勤め・お話の後、オリエンテーションを済ませてメインのボッチャ。
今年も戸崎先生が来てくれて、ボッチャのボール作りから実際に試合を組んで、みんなで盛り上がりました。
夕ご飯は、婦人会手作りのカレー。からの花火で解散。
来年はまたお寺で泊まって、もっとみんなと遊べるよう、お寺を身近に感じてもらえるように、
今から楽しみしておることです。
9月23日(土)
秋季彼岸永代経法要
秋のお彼岸に、有縁のすべての方々のご法事をお勤めする永代経法要のご縁でした。
ご講師は美祢市、明嚴寺の中島昭念先生でした。
先生には親子3代に渡ってお世話になっており、御年88歳です。
いつも緻密に構成された、有難いご法話を聞かせて下さいます。
仏法に遇うことの難しさ、仏身を通しての阿弥陀さまの大いなるお慈悲の心を
丁寧にお取り次ぎしてくださいました。
特に迫ってきた継職法要について、今ここに浄念寺があることの有難さ、
伝えてくださった先人たちのご苦労があってこそであるということ。
個人的に先生からの激励の言葉として、聞かせていただいたことです。
という、まことに有難いご法縁であったにも関わらず、写真を撮り忘れておりました。。。
写真はなくとも、お参りくださいました皆さまに、すっと涼しい心地よい風が吹いたような
秋のお彼岸のご法座でありました。
11月11日(土)・12日(日)
浄念寺第22世住職継職奉告法要
思い返せばいつからか、ずっと長い間準備をしていた、そしてお待たせしておりました住職代替わりの法要です。
父の継職法要は昭和の終わり、36年前。平成をまたいで令和5年、ようやく浄念寺の尊前にご奉告、ご門徒の皆さまへ、ご披露することができました。それも丁度、親鸞聖人ご誕生850年の節目の年でありました。
ご参詣の皆さま、準備・後片付けの実行委員お手伝いの皆さま、本当にどうも有難うございました。
終わってみればあっという間の2日間。この度は特にご門徒の皆さまと共によろこび合えたご法縁であったことが、私にとって大きなよろこびです。言葉にすれども尽きぬ思いを写真と共に振り返ってみます。